大学院
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研究科長挨拶

最前線の研究に勤しむ5年間。社会で通用する研究者としての資質を養う。

SDGs達成のための糸口になれるよう最先端技術の開発に挑戦

 工学研究科が目指すのは、現代社会の課題であるSDGsに貢献できる技術の開発。例えば、システム制御工学専攻では、自然災害発生時の捜索・救助活動をいち早く遠隔で行うことができるロボット技術の開発などに取り組んでいます。また、ナノ物質工学専攻では、医療および医用材料の分野に力を入れています。超音波エコー診断実習に不可欠な生体模擬材料の分野で、世界の先頭を走っています。食料増産やカーボンニュートラルに結びつく革新的な農業技術も研究しています。

社会の第一線で活躍できる研究者にひたむきな姿勢で取り組むべし

 工学の使命は、テクノロジーで社会に貢献することです。モノマネではなく、独創的なアイデアを、革新的なテクノロジーにまで発展させる。そのためには、ひたむきで粘り強い日々の取り組みが求められます。
 工学研究科では、研究計画の立案、実行、総括を学生が主体になって行います。指導教員は、学生に対しては、研究の進行状況を見ながら助言をし、常にディスカッションをしています。これにより、学生が自ら考えて、目標に向けて行動できるようになります。
 理工学部の教員は、三菱、東芝、NTT、日立などの研究所出身者が多いことが強みの一つ。技術を社会に応用することの厳しさと楽しさを経験してきた教員のもとで学ぶことは、研究者を目指す学生たちにとって有意義な時間となるでしょう。「社会に貢献したい」、そんな思いを持つ学生たちがのびのびと研究に励んでいます。

梶山 博司
大学院工学研究科 科長