学長からのメッセージ

TOKUSHIMA BUNRI UNIVERSITY TOKUSHIMA BUNRI UNIVERSITY
地域の将来を担う人材の育成

 本学は、2025年の学園創立130周年に向け、『あなたの未来を創る 徳島文理大学』をブランドスローガンと制定しました。2025年には、香川キャンパスをJR高松駅前に移転し、総合政策学部に経営学科の開設を予定しています。本学は、四国に2つの玄関口をもつ大学として、さらなるブランド力の向上をめざします。
 130周年に向けて、最大のテーマは「教育の充実」です。高度情報化時代を迎え、人工知能AIを駆使できる数理・情報基礎力は文系・理系を問わず必須となっています。こうした情勢を背景に、本学は、2023年度から全ての新入生に文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」に準拠した教育プログラム(リテラシーレベル)を実施しています。その上に「応用基礎レベル」を理工学部の全学生と人間生活学部で選択科目として実施しています。
 研究面においては、「地域のニーズに応える特色ある研究」を目標として、9学部が連携し、地域の健康や福祉、教育、食料、災害、公共政策など、SDGsに寄与する研究を展開しています。
 また、本学はこれまで「社会人の学び直し」を意味するリカレント教育に積極的に取り組んできました。とくに新しい技術やスキル、知識の付与を行うリスキリング教育は、本学の専門分野をいかして実施しています。主なものを取り上げますと、薬剤師のための「和漢薬講習会」、保育士対象の「保育セミナー」、公認心理師・臨床心理士のための「心理臨床研究会」、理学療法士のための「認定理学療法士臨床認定カリキュラム研修」などです。今後、社会人向けにAI・データサイエンス教育を実施する予定です。
 わが国は、30年後の持続可能性を確保するため、都市集中型から地方分散型社会へ方向転換すべきと提言されています。そうしたなか、地方の大学が果たすべき役割は、地域を愛し、自ら動く人材の育成です。
 本学は、地方分散型社会の一翼を担うことができるよう、教育・研究・地域活動を通じてその社会の実現に貢献できる人材の育成を行っていきます。

徳島文理大学 徳島文理短期大学部学長
田村 禎通

プロフィール
田村 禎通Tamura Yoshiyuki
徳島文理大学徳島文理短期大学部学長

昭和46年3月徳島大学医学部医学科卒業、昭和46年6月徳島大学医学部附属病院医員、昭和49年11月徳島大学医学部附属酵素研究施設助手、昭和52年4月徳島大学医学部附属病院医員、昭和54年4月徳島大学医学部附属病院助手、昭和57年5月徳島大学医学部附属病院講師、平成元年7月国立療養所東徳島病院内科医長、平成5年7月国立善通寺病院臨床研究部長、平成6年10月国立善通寺病院副院長、平成15年10月国立善通寺病院院長、平成16年4月独立行政法人国立病院機構善通寺病院院長、平成24年3月独立行政法人国立病院機構善通寺病院名誉院長、平成24年4月徳島文理大学保健福祉学部看護学科教授、保健福祉学部長・助産学専攻科長、平成29年1月徳島文理大学大学院看護学研究科長、平成29年4月徳島文理大学副学長、平成30年4月徳島文理大学学長(~現在)、所属学会は、日本内科学会、日本循環器学会