ナノ物質工学科について
ナノ・バイオテクノロジーの技術で社会問題を解決する科学者・技術者に
身のまわりにあるモノのほとんどは、自然界から得た原料を変換・加工して作られています。その中でもナノ物質に着目して学ぶのがナノ物質工学科です。例えば、化粧水。美容成分などの有機成分をナノ化し、30~90ナノメートルといわれる皮膚細胞の隙間に美容成分を通過させて皮膚の奥まで浸透させようという発想です。毎日の暮らしをより良いものにするため、“ナノ物質”について深く理解し、広い科学知識と最先端の分析技術をもった人材が求められています。
特色 Features
物質の特性を知り、新素材の創製に挑戦01
ナノテクノロジー・バイオテクノロジーは、素材、IT、バイオなど広範な産業の基盤に関わるもの。化学物質や有機・無機化合物など、新規のナノ材料を元とした融合的新素材を作り出すための基礎となる学問を学びます。
また、その応用として、新素材の創製に自らが挑戦します。
多様な実験・実習でナノの可能性を探求02
「ナノ」について学ぶには、さまざまな問題について自分の目と手で確かめることが大切です。ナノ物質工学科では、基礎科学や化学計測、生命科学の実験、コンピュータシミュレーションなど、多様な実験・演習をおこない、「ナノ」の可能性を探っていきます。
最新鋭の分析機器がそろう充実の教育環境03
多くの可能性を秘めたナノテクノロジー・バイオテクノロジーの世界を観察・計測・研究開発するための世界最高性能の質量分析計、核磁気共鳴吸収スペクトル測定装置、X線回折装置など、最新の機器や充実した設備を設置。実践教育のためのハイレベルな環境が整っています。