ライフサイエンス研究室
介護や医療分野で使われるロボットには、やわらかい表面構造や繊細な動きが重要となっています。本研究室では、新規素材とバイオセンサーについて研究しています。特に、有機物や生物由来素材を用いた全く新しい工業材料や、触覚、臭覚、味覚などバイオセンサーを利用した小型で軽量な高感度センサーについて学びます。また、医療や食品分野で有用物質のスクリーニングを簡便に行うシステムの開発も行っています。
- 准教授:水野 貴之
主な研究テーマ
- バイオセンサーを用いた感染症予防薬、治療薬の開発(特許申請中)
- 匂センサー、音センサーを用いた生物ロボット(マイクロロボット)の開発
- 植物栽培、栽培漁業の自動化(工場化)、無菌化及び食品の高栄養化、高吸収化、長期保存法の開発
研究概要


生物と機械を結び付け新素材や創薬、さまざまな用途の開発を行う。
- 線虫という1㎜程度の生物を用いて、感染症モデルを構築、これをバイオセンサーとして感染症の予防薬、治療薬、アトピーを改善する物質を網羅的に探索する。蛍光物質による高感度の可視化(右写真左下)、画像解析技術、多検体開発系(ハイスループット探索システム)の利用。
- 食品加工応用分野では、安全性が高い食品を用いて、乾燥、粉砕、超微細化、イオン化、キレート作成など、高栄養化(吸収効率増大)、廃棄食品から新しい食資源の開発、食品以外の肥料や樹脂の開発など。
- その他、生物ロボット(生物を利用したマイクロロボット)やマイクロマニュピレーターの開発。