立体像取得・生成システム研究室
インフラの錆取り(除錆)にハイパワーレーザが使用されつつあります。技術者不足を補う自動除錆に向け、高速高精度形状計測等に取り組んでいます。
- 教授:上野 雅浩
研究概要
鉄塔等のインフラ設備は建て替えが困難なため、その保全は重要となります。特に錆に対する保全作業としては、設備の母材に空気が触れて錆が進行しないように、錆を取り除き(除錆)、塗料を塗り直すことが行われます。しかし、技術者不足のためにこのような作業を全インフラ設備に実施することは困難になりつつあります。当研究室はこの課題解決のために除錆作業の自動化の実現を目指しており、現在、主に2つの要素技術について研究しています。一つはレーザ光が除錆の対象から外れたら即座にレーザ光出力を止める安全装置です。もう一つは作業者の手振れ対策と、別の作業者へのレーザ光照射事故防止の両方を実現するレーザ形状形成技術です。