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薬学部山本博文教授が世界で初めて陸上養殖に成功したあおさのりが国内初の「有機藻類JAS認証」を取得、 徳島県庁にて徳島県産あおさのり&あかねそうに関する産学官の取組の記者発表を行いました

公開日 2024年08月19日

記念撮影
※山本博文教授:写真左から2番目

薬学部の山本博文教授が世界で初めて陸上養殖に成功したあおさのりを用いて、徳島県・徳島文理大学・徳島大学・海藻ラボ(株)・イオンが合同で、産学官連携で取り組む徳島県産「あおさのり&あかねそう」に関する産学官の取り組み発表会が2024年8月19日(月)徳島県庁の記者会見室で行われました。

記者会見での展示

この度「あおさのり&あかねそう」が日本で初めて有機藻類JAS認証を取得したことによって、イオンのプライベートブランド「トップバリュ グリーンアイオーガニック」から国内の小売としては初めて商品化されることになり、健康志向の高まりだけでなく、自然や地球環境にやさしい安全なサステナブルな取り組みとして消費者に販売される運びとなりました。

(徳島県では全国に先駆けて8/19からイオンで販売、8/29(木)より東京および中四国エリアのイオンまたはイオンスタイルなど50店舗で販売予定)

 

記者会見ではあおさのりの味噌汁とあかねそうのおにぎりの試食があり、後藤田徳島県知事も部屋全体に広がるあおさのりの香りがとてもいいことについて言及され、

産学官が連携して徳島県が生んだ藻類のサステナブル商品が結実されたことについて感謝の言葉がありました。

 

山本博文教授からは、あおさのりのJAS認証に至るまでの具体的な研究内容について説明があり、徳島大学とのマリンサイエンスゾーン協定に基づき徳島県の協力を得ながら、激しく変化していく海洋気候環境の中で藻類の安全生産と量産化の両立をめざし、これまでの陸上養殖の経験知見をもとに、かつての豊かな海に近い環境を陸上養殖で再現することに取り組んできたことについて説明がありました。

そして今回、培養液の開発を進め、持続可能な養殖モデルの技術を生み出したことが有機藻類JAS認証につながったとのことでした。

記者会見の様子

山本教授は8/29(木)にイオン株式会社でも記者会見される予定で、今後、本学といたしましても山本教授が発明した陸上養殖のあおさのりを用いた商品・研究発表会を行う予定です。

 

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