報道関係者各位

Vロボットを活用した最新の薬局調剤業務を「VR体験学習」　〜VRとOnlineで先進の実践教育DX

徳島文理大学香川薬学部（香川県さぬき市、学部長野地裕美）は、1年生科目「早期体験学習」で「香川県初の医薬品自動入庫払出ロボット（BDRowaVmax）」用いた最新の薬局調剤業務の「VR体験学習」に加え、県外医療施設とライブ中継で結んだ「Online体験学習」による先進の実践教育DXを実施します。

 

*VR（VirtualReality）ゴーグル：高い没入感で仮想現実を体験するためのデバイス次世代の医療を担う薬学部1年生の早期体験学習（講義担当責任者：池田博昭教授）では、病院・薬局・製薬企業など医療現場を早期に体験することにより、「社会における薬剤師の役割」を学び、「薬剤師に必要な資質や能力」について考えるグループ学習を行っています。香川薬学部では、新型コロナウイルス感染症の流行により、学生の医療現場での体験学習が難しくなったことを契機に、全国に先駆けて実践教育のデジタルトランスフォーメーション（DX）を進めています。2021年度からは、香川県の「かがわデジタル化推進戦略」の助成を得て、Googleofficesuiteを活用したオンラインでのスモールグープディスカッションや臨床現場で働く薬剤師へのwebアンケートの実施に加え、医療現場とライブ配信で中継した擬似体験学習をおこなってきました。2022年度には、薬学部「早期体験学習」では全国初となる、臨床現場で働く薬剤師による対面での解説と併せ、没入感の高い360°視聴が可能な最新のVRゴーグルを駆使した「VR体験学習」を導入しています。今年度は、香川県の「大学・地域共創プラットフォーム香川」の助成も得て、VRコンテンツの量と質の充実と、VR体験学習環境のさらなる整備を進めています。

 

今回の早期体験学習では、愛媛県の調剤併設型ドラッグストアとのライブ中継による「Online体験学習」に加え、薬剤師の対面での解説による、VRゴーグルと一斉視聴システムを使った双方向型の「VR臨床体験学習」をおこないます。「VR体験学習」では、「香川県初の医薬品自動入庫払出ロボット（BDRowaVmax）」を用いた最新の薬局調剤業務に加え、普段は入ることのできない医薬品自動入庫払出ロボットの内部を、学生たちがVRで見学します。本学部のICT（InternetCommunicationTechnology）の活用や、DX推進による先進的取り組みを取材して頂きたく存じます。

＊今回のVRコンテンツの制作には、株式会社レデイ薬局・辻上薬局（株式会社トプコグループ）にご協力頂きました。

 

実施日・場所

令 和 5 年 10 月 27 日 （ 金 ） 13： 00〜 16： 15
（VR ゴーグルによる体験学習は、13：40 頃と 15：10 頃から 20 分程度を 2 回実施）
（ライブ中継による体験学習は、14：00 頃と 15：30 頃から 20 分程度を 2 回実施）

内容

VR ゴーグルを用いた 360°動画視聴によるバーチャル体験学習
愛媛県松山市の調剤薬局からライブ中継による薬局見学
臨床現場で活躍する薬剤師とのグループディスカッション

対象

徳島文理大学 香川薬学部 1 年生（32 名）

外部講師陣
株式会社スター薬局 浦上 勇也 先生
有限会社 松村薬局 大字 美貴 先生
有限会社 辻上薬局 濵野 美保 先生
株式会社レデイ薬局 蓬莱 哲也 先生
藤井 佑輔 先生（ライブ中継にてご参加）
＊VR ゴーグルによる見学体験は株式会社レデイ薬局と有限会社辻上薬局です