システム制御工学研究室
安全・安心・快適なシステムの実現に役立つ技術の確立を目指して、コンピュータ・アーキテクチャ(仕組み)及びAI(人工知能)を学びます。
- 教授:河合 浩行
主な研究テーマ
- AIコンピュータ
- 専用並列処理コンピュータ
- 知的インタフェース
研究概要
コンピュータ・アーキテクチャ(仕組み)とその応用技術について研究しています。現在、コンピュータは私たちの身の回りにある様々な製品に用いられています。コンピュータは私たちの生活になくてはならないものですが、時代とともに常に新しい技術課題に直面しており、これからも進歩を続ける必要があります。
組込みシステムにAI技術を搭載するにあたり、AI処理に必要な計算量とデータ量の削減が課題となっています。この課題解決を目指して、AI処理の中核をなすニューラルネットワークを担うAIコンピュータの小型化・高速化技術の開発に取り組んでいます。
自動運転時の経路探索や製造工程のスケジュール作成などは組合せ最適化問題と呼ばれ、一般に最適解探索に膨大な時間を要します。この課題解決を目指し本目的に特化した新しいコンピュータとして、遺伝的アルゴリズムを用いたデジタル・アニーラと呼ばれる専用の並列処理コンピュータの研究を行っています。
さらに、AI技術とコンピュータの応用研究としてアンドロイドロボットの顔表情を違和感なく再現する研究も行っています。人の表情の変化をAI技術を活用して高精細3次元データに変換し、得られた3次元データに基づいても忠実に表情変化を再現することが目標です。
組込み用ニューラルネットワーク研究風景
3D顔形状計測システム
研究ミーティング風景
学会発表
高校生向けレクチャー風景