理工学部
Sc Engineering Sc Engineering

教育情報システム研究室

情報処理では、最新の情報技術を体系的に学ぶだけでなく、国家試験(ITパスポート試験、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験)対策も指導しています。また、ソフトウェア工学では、実際にプログラミング(Python)をしながら、システム開発の基本や機械学習などの実用的なアルゴリズムなどを学ぶことができます。
  • 准教授:小林 郁典

主な研究テーマ

  1. 教育データへの機械学習応用

授業について

教育、つまり、“教えること”や“学ぶこと”は、古来より人類社会の形成にとって必要不可欠な行為です。これらの行為は、学校などの教育機関に限らず、会社や病院、地域コミュニティでも見かけられます。近年、デジタル技術の発展により、この“教育”が様変わりしています。例えば、情報端末を利用した遠隔授業やリモートワーク、インターネット上での情報検索や動画配信の充実が挙げられます。また、教えたことや学んだことの履歴や評価をコンピュータに学習させ、コンピュータが各人に適切な教育支援をする試みも進められています。当研究室では、情報システムの開発を通して、学ぶ行為をより効果的にしたいと思っています。

私が担当している授業では、座学と演習が半々になるようにしています。座学の授業(例えば、国家試験対策)ではどうしても暗記が多くなるので、繰返し学習ができるように解説ビデオをいつでも視聴できるようにしています。授業中は、ドリルやワークで理解できていないポイントをあぶり出し、理解できるまで指導しています。また、演習では複数の地元IT企業の協力のもと、実務に役立つ内容を取り扱うようにしています。 Intelligence:人工知能)に対応しうる超並列処理コンピュータの研究に取り組んでいます。また、AI技術の応用として、アバターやアンドロイドロボットの顔表情をリアルに再現する技術の研究にも取り組んでいます。現在のロボットは実際の人の表情に近づけていません(「不気味の谷」問題)。新たに開発したリアルタイム3次元顔形状計測システムとAI技術とを用いて生成する3次元形状データを使い表情変化を忠実に再現することを目指しています。