公開日 2023年12月01日
ナノ物質工学科の佐藤一石教授が、2023年10月に公益社団法人日本超音波医学会より超音波工学フェローに認定されました。
超音波工学フェローは、超音波に関連する基礎及び応用についての理工学の学識と経験が専門レベルにあり、研究、開発及び指導できる理工学研究者に付与されるものであり、今後の超音波医学における関連学問領域の研究と学術的発展に大きく貢献する使命を担うものです。佐藤教授は超音波診断装置の評価に用いる生体組織近似材料の研究開発のみならず、その成果の実用化を目指した取り組みも実施しています。
超音波診断装置用ファントムとは、人体の皮膚や筋肉組織と同じ超音波特性をもつ素材(生体組織近似材料)からなる超音波診断装置の性能評価をする試験体です。主に超音波診断装置の精度管理,医師・医療技術者の技術訓練,超音波を使用する医用研究等に利用されています。