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薬学部の張功幸教授らのグループが開発した核酸合成用担体が富士フイルム和光純薬株式会社から発売されました

公開日 2024年12月12日

核酸合成用担体が富士フイルム和光純薬株式会社から発売

薬学部の張功幸教授らのグループが開発した核酸合成用担体(フェナントレン型ユニバーサルリンカー CPG:PTリンカー CPG)が、富士フイルム和光純薬株式会社との共同研究により製品化されました。

PTリンカーは脂溶性が高く、UV検出可能であるため、従来のユニバーサルリンカーと比べて、化学合成したオリゴ核酸の精製を容易にします。

オリゴ核酸の化学合成は、ライフサイエンス研究や創薬研究、さらには次世代医薬品として注目されている核酸医薬品の製造に利用されているため、PTリンカーがこれらの研究の発展に貢献することが期待されます。

製品名

PTリンカー CPG 1000Å

PTリンカーに関する原著論文

Y. Fuchi, K. Yamamoto, Y. Ito, Y. Hari, Benzo-fused 7-oxabicyclo[2.2.1]heptane-2,3-diol derivatives as universal linkers for solid-phase oligonucleotide synthesis. Synthesis 2023, 55, 1112 (doi: 10.1055/s-0042-1751405).

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