公開日 2021年11月02日
徳島文理大学の陸上養殖技術を利用した「あおさのり」が日本財団「海と日本プロジェクト」の企画で商品化されました。
現在の地球温暖化の影響により、植物や動物の生態系が変わるといわれています。その対象は、海藻も同様です。本学薬学部の山本博文教授は、「あおさのり」の生育過程で必要な成長促進因子サルーシン(海洋プランクトンが産生する極微量成分)を化学的に人工合成することに成功し、世界初の「あおさのり」陸上養殖を達成しました。
詳しく見たい人はこちらのPDFをご覧ください。
なぜ、薬学部で海藻と思われた方へ
今回のあおさのりの陸上養殖技術は、水産学部や農学部で研究されているようで、薬学部には関係ないように思われます。その原因は、薬学=薬剤師=薬を渡す人というイメージがあるからだと思います。
しかし、薬学は、かつて薬剤師が「町の科学者」と言われていたように、化学や生物学を基礎に、生命科学や自然化学、生態、環境、食品、栄養などを幅広く学ぶ学問です。
薬学を学んだ薬学生は、薬剤師としての病院や薬局以外にも、化学や生物学のスペシャリストとして、製薬会社をはじめ食品会社や化粧品企業、科学工業系企業など幅広い進路が開ける夢のある学問です。
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薬学部 薬学科
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