薬学部
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バニラの香りの分子を合成してみよう ー化学の力で機能をもつ分子を作るー

プログラム名 バニラの香りの分子を合成してみよう ー化学の力で機能をもつ分子を作るー
開催日 2025年8月7日(木)
開催会場 徳島文理大学 徳島キャンパス
住所:〒770-8514 徳島市山城町西浜傍示180
アクセスマップはこちら
受講対象者 高校1~3年生
募集人数 20名
集合場所 徳島文理大学徳島キャンパス21号館1階薬学部事務室前
集合時間 9:00~9:30
持ち物 筆記用具
特記事項

化学合成の実験を行うので、動きやすい靴、服装でお越しください。

担当教員

徳島文理大学薬学部
准教授 葛西祐介(かさいゆすけ)

自己紹介 簡単な原料を組み立てて医薬品など複雑な形の有機分子をつくる『有機合成化学』を専門としています。
スポーツが好きで、学生時代は部活動に熱中していました。現在は誰も知らない現象を発見することや、薬などの機能性分子を開発して世の中に貢献することを目指し、研究活動に熱中しています。
課題番号 25HT0147

この科研費について、さらに詳しく知りたい方はこちら

https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000050379286
※国立情報学研究所の科研費データベースへリンクします。

内容

暑い日にはアイスクリームを食べたくなりませんか?バニラアイスは誰もが好きなデザートではないでしょうか。とても甘くて良い香りに癒やされますが、あのバニラの香りの正体は、ランの仲間のつる植物バニラの種子に含まれる「バニリン」と呼ばれる化合物です。現在では化学的に合成された大量のバニリンが、香料として世界中で広く利用されています。
さて、バニリンのような分子を人工的に作る「化学合成」とは、どういったものなのでしょうか?本実習では、香りが全く無い化合物を原料に、合成化学の技術で分子を操り、原子をつなぎ換えてバニリンに変える本格的な化学合成の実験を行います。フラスコの中から、あの甘い香りが生まれる瞬間を体験しましょう。

スケジュール

9:00~9:30 受付 (徳島文理大学徳島キャンパス21号館1階薬学部事務室前)
9:30~10:00 開講式(挨拶、オリエンテーション、科研費の説明)
10:00~10:45 講義「働く分子を化学の力で作る(講師:葛西祐介)」
  (15分休憩)
11:00~11:15 実験の説明
11:15~12:20 バニリンの合成実験①反応(加熱還流)開始
12:20~13:30 昼食・休憩(参加者と本学の教員学生との懇親)
13:30~15:00 バニリンの合成実験②反応進行の確認、後処理(精製、再結晶)
15:00~15:30 クッキータイム
15:30~16:15 バニリンの合成実験③再結晶ろ過、標品との同定(TLC)
16:15~16:30 ディスカッション
16:30~16:45 修了式(「未来博士号」の授与)
16:45~17:00 終了・解散

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