公開日 2020年07月01日
2020年6月28日(日)、オープンキャンパスを開催しました。
徳島文理大学のオープンキャンパスでは、感染症対策をしっかり行い実施しています。
当日は、少し雲が多く、梅雨らしい湿度の多い気候でした。
本学のオープンキャンパスでは、在学生が学内を案内します。
香川薬学部の学生は緑色のTシャツを着て案内します。
皆様に満足していただくために、打ち合わせをしっかり行います。
今回、香川薬学部では、学部説明会、模擬薬局体験「一日薬剤師体験」、サイエンスミニキャンプ「フィジカルアセスメント体験」、研究室体験学習、進路相談等を行いました。
今回は、模擬薬局体験「一日薬剤師体験」を紹介します。
今回の調剤体験は、コロナウイルス感染症対策の基本「衛生的な手洗い」と手指消毒に有効な「消毒用エタノール」の調製、および、お菓子をお薬に見立てて1回分ずつに包む「分包」を体験しました。
薬剤師のお仕事といえば、薬局や病院でお薬を作る「調剤」が一番に思い浮かぶかと思います。実は、人々が健康に生活するためのサポート、提案するのも薬剤師の重要なお仕事です。身近な例としては、学校の環境(教室の明るさや換気の状態、水道の水質など)を調べ、必要に応じて改善の提案をおこなう「学校薬剤師」という仕事があります。
普段、何気なく手を洗っていますが、指先や指の間は十分に洗えていない事があります。今回体験で行った「衛生的な手洗い」は、洗い残しが無い方法で、薬用石けんで無くても十分に手を綺麗にすることが出来ます。今回体験した方は、外出から帰宅したときに実践してみてください。
「衛生的な手洗い」をした後、エアシャワーを通り、実際に学生が実習に使用している無菌調剤の施設を使い、水、消毒剤とエタノールを混ぜて「消毒用エタノール」を調製し、無菌状態での調整を体験しました。
「分包」の体験では、実際に薬局で使用されている器械を使って、お菓子を1回分ずつに包んでみました。薬局では実際に、飲み間違いや飲み忘れを防ぐために、患者さんにあわせた形で渡しています。どんなに良い薬でも飲み方を間違えると、十分な効果が得られません。薬剤師は、薬を作り渡すだけでなく、その先の飲み方、使い方について、患者ごとに考えて働いています。
今回、なかなか体験できない薬剤師の仕事の一旦に触れることで、薬剤師に興味を持ってもらえたら幸いです。
今回のオープンキャンパスは、皆様のご協力もあり、滞りなく、終了しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
次回のオープンキャンパスは7月19日(日)です。
皆様のお越しをお待ちしております。
香川薬学部広報委員会