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未来をつくるリケジョフェスタinかがわ

公開日 2019年08月24日

2019年8月24日(土)、高松市の情報通信交流館 eーとぴあ・かがわで、「未来をつくるリケジョフェスタinかがわ」が開催され、香川薬学部がワークショップを出展しました。

本プロジェクトは、科学技術・学術分野における男女共同参画を推進するため、女子中高生及びその保護者等を対象に、理工系分野の進路選択や理工系職業への興味や関心、理解を高めることを目的として、香川県政策部男女参画・県民活動課によって開催されました。

第1部では、内閣府より任命されたSTEM Girls Ambassador(理工系女子応援大使)の杉本雛乃氏(東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻在学中。2018ミス・インターナショナル日本代表)によるトークショー 『リケジョのススメ~「好き」がわたしの未来をつくる~』が行われました。

第2部では、リケジョの先輩と気軽に語り合う『サイエンス・カフェ』と、体験型の『ワークショップ』が開催されました。
地元の酒造メーカーやモーターのメーカー、香川大学など、そして徳島文理大学からは香川薬学部が出展し、様々な理系職業の体験学習を提供しました。
香川薬学部は、『薬剤師体験』と『色と構造の世界』を行いました。

薬剤師体験

『薬剤師体験』では、手作業および、分包機による薬剤の分包を体験しました。
昔ながらの手作業で行う薬包紙での薬の包み方を学んだ後に、電動の分包機による調剤を行いました。
本物の医薬品を使用することはできないので、今日はマーブルチョコレートと金平糖を分包しました。
出来るだけたくさんのお菓子を持って帰ろうと、必死でお菓子を並べる女子中高生もいました!


色と構造の世界

『色と構造の世界』では、青色のハーブティーにレモン汁やカルピスを加えてpHを変化させることで赤色に変色する現象を、ハーブティーを飲みながら観察しました。
両方青いハーブティーの、右側にだけレモン汁を入れて、よくかき混ぜると、あら不思議。

この時のpHはどう変化しているのかな?
この現象は、ブルーベリーの目にいい成分としてとっても有名な「アントシアニン」と呼ばれる色素のpHに依存した変化なんですよ!
酸性にすると赤く変色してしまうのに加えて、赤い状態で時間が経つと透明になってしまうため、青色の色素として工業的な利用が諦められてしまった過去を持つ成分だそうです。

女子中高生の皆さん、理系について興味が持てたでしょうか?
今日の体験がほんの僅かでのよいので、皆さんの将来の展望に明るい影響を与えることができていれば嬉しいです!