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ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI「見てみよう!脳のはたらき−ゾウリムシからヒトの脳」を開催しました。

公開日 2016年08月28日

8月27日(土)にひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI「見てみよう!脳のはたらき−ゾウリムシからヒトの脳」を開催しました。

人間の活動を支配している脳の活動は、神経細胞のある「膜電位の変化」で起こっています。この「膜電位の変化」によって「考えて」行動をすることができます。これは単細胞生物のゾウリムシも同じです。そこで、このプログラムでは、ゾウリムシに刺激を与えた時に「膜電位」にどのようにどのような変化が起こるかや、ネズミの脳の中の「膜電位」を直接観察することで「膜電位」について学んでもらいました。

午前中は、今回の内容についての簡単な講義。「膜電位」とはどういうものかから、どうなると膜電位が変化するかを勉強しました。

午後からは、実際に実体顕微鏡を使ってゾウリムシを観察。電気刺激を与えると動き方にどのような変化が起こるか観察しました。

  

 

また、脳の記憶を司る「海馬」にどのように信号が伝わっているかについて明治大学の梶原先生から講義を受け、ネズミの脳切片で海馬と構成している細胞について観察しました。 最後に、ネズミの脳切片に電気刺激を与えた時にどのような電気信号が発生しているか、そしてその信号を大きくするにはどうしたら良いかを蛍光顕微鏡を使って観察しました。

 

参加してくれた中学生、高校生には「未来博士号」の修了証書を贈りました。
ヒトや動物が考える時に、脳がどういう反応をしているか、わかってもらえたかな?

参加してくれた皆さま、1日お疲れ様でした。