公開日 2016年08月01日
7月30日(土)、香川県教育委員会の委託事業「かがわこども大学」が開催されました。
香川県下の小学生(4~6年生)28名が参加しました。
今年の香川薬学部の課題は「お薬を飲んだらどうなる?」と「お菓子な処方せん!」の2本立てで行いました。
最初に「お薬を飲んだらどうなる?」を行いました。
まず講義では、お薬には粉薬(こなぐすり)、錠剤、カプセルなどいろんな形がありますが、飲みやすさだけでなく、お薬が良く効くように体内で溶け出すタイミングが工夫されていることを説明しました。
その後、実習に入り、医薬品の品質試験に使用される溶出試験器を用いて、実際に剤形によってお薬の溶け方が異なるのを観察しました。
休憩を挟んで、2つめの課題「お菓子な処方せん!」を行いました。
まず最初にお薬に関する常識クイズを行いました。
例えば、「飲み忘れたときはどうする?」「”食間”とは、いつのこと?」など、ふと疑問に思うような薬に関するクイズを行いました。8問用意していましたが、みなさんで優秀で、全問正解者も数名いました。
講義の後は、実習です!薬剤師のお仕事の一つ”調剤”を2つ体験しました。
どちらも分包と呼ばれるお薬を1回分ごとに分ける包む作業なのですが、粉薬を紙(薬包紙)で包むのと、錠剤(今回はチョコと金平糖)を器械で包む二通りを体験しました。薬包紙で包むのは、慣れないと難しいので、大学生のお兄さん、お姉さん一緒包むのに挑戦しました。
最後に、修了書証書を一人一人お渡し、お開きとなりました。
3時間半と少し長いイベントとなりましたが、みなさん最後まで楽しく受講してくれました。