公開日 2015年05月29日
5月27日(水)午後、香川大学医学部医学科2年生115名が、香川キャンパス医療系学部の見学とチーム医療についての討論会を行いました。
まず、本学部医療薬学講座・二宮昌樹教授より「チーム医療による他職種連携」の講義がありました。
今回は、3学科の施設見学、薬剤師業務体験学習、香川薬学部4年生とのグループ討論と、盛りだくさんの内容となっています。
講義のあと4班に分かれ、保健福祉学部臨床工学科と診療放射線学科を見学しました。
どちらの学科も、ちょうど実習中だったので、本学の学生たちがどのようことを学んでいるのか、”臨床工学技士”、”放射線技師”の技能を知る機会になったと思います。
医工学シミュレーションセンターを見学(呼吸管理の実習中) 放射線実習室を見学
香川薬学部では、薬剤師業務体験(分包機による調剤、無菌混合、副作用発見のためのフィジカルアセスメント)を体験してもらいました。講師役は、香川薬学部4年生です。
こちらでは1つの課題について合同討論中です。
課題は、在宅医療や緩和ケアにおいて、職種連携を考えさせる処方せん付き課題です。
医学部2年生は、まだ専門教育に入る前とのことで、難しかったと思いますが、しっかりとご自分の意見をもち、薬学生にたくさんの質問をしてくれました。薬学生は「自分の専門分野を自分の言葉で説明しても、相手に上手く伝わらず、意外に難しい…」とのこと。討論会の最後には、すごい盛り上がりを見せた班も。
最後は、場所を移して全員で総合討論を行いました。
両学部の学生さん、1日お疲れさまでした。お互いの職種について理解することが、チーム医療の1歩です。その重要性を今日の体験学習を通して実感していただけたと思います。