公開日 2024年01月09日
昨年実施した【臨床栄養学実習】の様子です。「温冷配膳車」について、実際に操作して体験しました。
温冷配膳車とは、医療機関や福祉施設で食事を提供する際、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態(適時適温提供)で食事を提供するためのワゴンです。
配膳車の仕組みや、使用時の注意点、適切な温度設定などを学びました。
専用トレーをセッティングし、庫内の様子も確認します。実習では、ドアを全開にして、トレーを差し込んだり、引き出したりと、じっくり観察をしました。
しかし、実際に食事がセッティングされた場合には、長時間ドアを開放すると、庫内の設定温度に影響するため、ドアの開閉は短時間で速やかに作業することがポイントになります。
実際に、汁椀に熱々の汁物をセットし、保冷保温庫内でトレイメイク後、何℃で保温できているかも確認してみました。
実際に配膳車を動かして操作をしてみました。
大学の配膳車は、自走式でないため、引っ張り始めが重い… でも勢いをつけて引っ張ると中身がこぼれちゃう~、気をつけて!
周囲に配慮し、ゆっくりと配膳車の方向転換も実践。上手にできましたね。
実際に、提供される食事がセットされれば、配膳車は、もっと重くなります。
病院や施設のお部屋まで、安全に適切な温度でお食事を提供できるよう、温冷配膳車は利用されています。
臨床栄養学実習で、温冷配膳車に触れて体験ができました。料理に適した温度で美味しいお食事をお届けするための学びでした。
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短期大学部 生活科学科 食物専攻