公開日 2023年12月28日
2023年12月25日(月)から27日(水)まで、集中講義「広告メディア論」が開講されました。
「広告メディア論」では、広告の概論だけにとどまらず、社会における広告の企画・制作・展開の事例紹介、グループワークを通じた広告の企画・制作と発表によって、企業や団体等において「広告」を扱う上での知識・スキルを養います。
初日の1,2時間目は主担当講師の末澤弘太先生(株式会社マインズ/元徳島新聞社)が、広告の概論・広告の歴史を講義してくださいました。 末澤先生は徳島ではマチアソビやeスポーツの企画、現在はマイナンバーなどの行政向けコンサルティング等、多彩な活動をされておられます。
3,4時間目は株式会社ワーズブレーン・杉本英治先生と、ゲストで絵本作家&元雑誌編集長の原田たけしさん。杉本先生は小松島市のうどん屋さん「たの久」を経営するだけでなく、数多くの企業Webサイトやポスター・チラシ等を制作してこられました。原田先生は徳島のタウン誌「あわわ」や「ワイヤートクシマ」の編集長を歴任され、「徳島ラーメン」のブランド化や各種の子育て関連企画、現在は「小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。」「ゾンビハムスターねずこ」などの絵本でも有名です。
お二人からは現在発売中の「阿波そらそば」や「阿波晩茶」の企画や実現までのプロセス、雑誌の広告の仕組み、テレビやインスタを含めた展開など、多数の事例を紹介していただきました。
5時間目は再び末澤弘太先生の講義。 行政と広報、広報と広告の違い、加古川市マイナンバー事業における広告の果たした役割など教えていただき、徳島文理大学イルミネーションを題材に簡単な演習も行いました。
2日目の1,2,3時間目はKURAGE DESIGN代表・コピーライターの今倉裕博先生によるコピーライティングの実習。多くの企業や行政の広告・広報におけるキャッチコピーの制作事例を紹介していただきました。さらに、いくつかの「コツ」を踏まえつつ、見た人の「共感」を呼び、動きたくなるようなオリジナルのキャッチコピーを考える練習を行いました。
4,5時間目は株式会社ファンドウィッチ代表の早瀬志都加先生。企業や行政などをクライアントとした動画プロモーションの企画・制作について講義頂きました。多数の制作実績をご紹介いただきましたが、リンク先の阿波市・移住促進動画「夏がくれた君との奇跡」では、阿波市をロケーションハンティング(下見)した際の高校生の姿にヒントを得て、移住促進の主要ターゲット層である働く世代ではなく、その子どもである高校生にポイントをあてた企画を行いました。その後、グループで学生生活を題材としたPR動画の企画・制作を、3日目の1,2時間目まで行いました。
最終日3日目の3,4,5時間目は再び末澤弘太先生による総合演習。3日間で学んだ内容全てを使って「自らのPR」を企画・制作しました。 知らない人に自分を知ってもらうのは生涯使う基本テクニックであり、他の人の大事な何かを伝える時の基本でもあります。
2023年度 広告メディア論・シラバスはこちらです。