◇令和5年3月15日（水）、穏やかに晴れた良き日に令和4年度卒業式が行われました。

◇食物栄養学科の4年生は、2月26日（日）に実施された管理栄養士国家試験を終えて、この日は晴れやかな笑顔で4年間の学舎を巣立っていきました。

◇卒業生全員の社会での活躍を期待しています。

◇学科のホームルームで、石堂学科長から卒業生に送られた「祝辞」を記載させていただきます。

祝辞

ご卒業、おめでとうございます。

みなさんは、入学されたとき、新入生宿泊セミナーを行った最後の学年です。牟岐町青少年の家ではいろんな体験をしましたね。コロナウイルス感染症の流行により、二年生から遠隔授業になり、山城祭が開催されず、臨地実習も延期になるなど、大学時代を通じて、同級生と何かを一緒にできる機会が少なかったと思います。私は、不本意ながら、みなさんの安全、そして臨地実習受け入れ先の方々の安全を優先するため、行動を制限させていただきまた。そのような状況の中でも、みなさんは、動画を作成してHPにUpしたり、FM徳島に出演したりと活動的でしたね。その行動力により、みなさんは、一人一人、様々な思い出を残せたと思います。その思い出はみなさんの財産です。大切にしてください。

さあ、周りを見てください。一緒にいろいろなことをした仲間がクラスの中にいます。一生付き合うことのできる友人は社会に出てからはつくることは難しい。友人とは、どのような状況においても恕せる人のことをいいます。皆さんは、この四年間、大学の内外でいろいろの経験をし、いろいろな人と出会い、いろいろな人と友人になったことと思います。あなた方にとってこの友人は大切な財産です。私の中学時代の恩師が、私に「どんなひとが成功するか分かっただろう」といったことがあります。一人一人にとって成功の意味や内容は違っています。しかし成功する人は共通しています。どんな人が成功すると思いますか？「成功する人とは他人の協力を得ることができる人」です。皆さんは、協力を惜しまない良い友人に恵まれましたね。この友人を大切にしてください。
最後にアメリカのロケット研究者ロバート・ゴダードの言葉をみなさんにお贈りします。

It is difficult to say what is impossible, for the dream of yesterday is the hope of today and the reality of tomorrow.
「何が不可能かということは難しい。なぜなら昨日の夢は今日の希望、明日の現実となるのだから。」

夢をもってその実現のために努力を続けてください。

ご卒業、おめでとうございます。

令和5年3月15日

徳島文理大学・人間生活学部・食物栄養学科・学科長
石堂一巳

 

卒業生の保護者様へ

本日のお子さまの御卒業を心よりお慶び申し上げます。

入学以来、お子さまの夢をかなえるために、私たち教職員は、時には厳しく、時には優しくサポートをしてまいりました。そのために、保護者様にいろいろお願いをいたしました。入学時を振り返りますと、まだあどけなかったお子さまたちが、今日のように立派に成長することを見届けさせていただけたことを教職員一同、幸せに思っております。

お子さまは、自分の夢は叶えることができましたか？

食物栄養学科の教育を通じて、お子さまが入学したときの夢が叶えた方もいれば、別の方向に進まれる決心をされた方もおられます。今年度は、臨地実習が中止になった所があり、管理栄養士の働く現場を経験していただくことができませんでした。そのような中で、お子さまが自分で選択された進路です。お子さまの成長の証しとして受け入れていただきたいと存じます。そして、お子さまを褒めてあげてください。

お子さまの母校である徳島文理大学の教職員は、いつでも、お子さまが来校されること歓迎いたします。お子さまの成長された姿を見せていただけることを心よりお待ちしております。

最後になりましたが、保護者様、そしてご家族様のご健康を心よりお祈りしております。

2023年3月15日卒業の日を記念して

徳島文理大学・人間生活学部・食物栄養学科
教職員を代表して
学科長・石堂一巳
電話：088-602-8114
e-mail：kishidoh@tks.bunri-u.ac.jp