◇令和5年4月2日（日）に入学式が行われました。

 

◇食物栄養学科の4年間の学びの中で、夢を「かなえるチカラ」を身につけてください。

 

◇食物栄養学科長　石堂一巳先生から、ご入学されました皆様へのお祝いの言葉をここに掲載致します。

 

【入学式挨拶】

新入生の皆さん、御入学　おめでとうございます。私は、食物栄養学科長の石堂一巳と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

皆さんが入学された人間生活学部・食物栄養学科は、「栄養」を通して人の健康に寄与するプロフェッショナル、「管理栄養士」の養成を目的としています。

平均寿命が80歳を超え、健康寿命が70歳を超える今日の日本では、高齢者の栄養摂取不足によるフレイルが社会問題になっています。「高齢者こそタンパク質を摂りましょう」と盛んに言われるようになってきたことを、皆さんも耳にしたことがあるでしょう。生活習慣が形成される幼少期からの食育が高齢者の健康問題解決に重要な意味を持つことがわかってきました。健康な人が、より一層、健康に過ごしていただくための食事を提案する、病気に苦しんでおられる患者の方々に適切な治療食を提供する。このような「食」に関する高度な知識と技術を使って、人々の健康の維持・増進、疾病の進行の抑制、さらに疾病からの回復の促進に貢献することが「管理栄養士」の役割です。本学科では、管理栄養士になるために必要な知識と技術を身につけていただくために、教員がそれぞれの専門分野について教育を行います。

食物栄養学科では、栄養教諭と家庭科教員免許を取得することができます。管理栄養士になるためには、かなり多くの学修や実習が必要です。教員免許を取得するためには、加えて多くの学修や実習が必要になります。そのため、教員免許取得には、強い意志と努力が必要になります。

四年後には、「卒業」、栄養士免許、食品衛生監視員・管理者任用資格、管理栄養士国家試験受験資格、それぞれに目標とする資格を取得していただくために、時には厳しく指導させていただきます。新入生の皆さんも、一所懸命、学修してください。

保護者の皆様、四年間、お子様をお預かりいたします。目標に向かって努力するお子様を、教職員全員でお支えいたします。保護者様におかれましては、どうか、食物栄養学科でのお子様の学びを、ご支援いただけますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、新約聖書の中のローマ人への手紙より「希望は失望に終わることはない。」という言葉を贈らせていただきます。

新入生の皆さん、一緒に夢をかなえましょう。

令和5年4月2日

徳島文理大学・人間生活学部
食物栄養学科長
石堂一巳