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家庭科教諭 現役合格までの道のり~その1

公開日 2020年12月14日

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篠崎 真紀さん(愛媛県出身)

2020年度和歌山県教員採用試験に中学校家庭科教諭として見事現役合格を果たした、人間生活学科4年生の篠崎真紀さんに、合格までの道のりについてインタビューしました!
 
篠崎 真紀さん
愛媛県から養護教諭とサッカーの両立をめざして、徳島文理大学へ
赤十字救急法救急員を取得し、家庭科教諭(中学校・高校)と養護教諭の2つの免許を取得予定。
フードスペシャリスト取得に向けて現在勉強中。
 

部活と両立しながら、短期集中で合格を掴む!

—いつごろから本格的に教員採用試験の勉強を始めましたか?

 私は女子サッカー部に所属していて、ひとつ上の先輩の卒業式が終わる3月半ばまでは、週に4~5回ある部活に日々励んでいました。
 卒業式の次の日から、サッカー部には「休部して教員採用試験に集中する!」ことを宣言し、一次試験があった6月までの約3か月間、集中して勉強しました。
 女子サッカー部には様々な学科の学生が所属しているので、それぞれ目指す資格が違うのですが、毎年みんな同じような時期に休部を宣言し、それぞれが集中して資格試験に挑んでいます!
 見事現役合格している仲間もたくさんいます!
 
 

—教員採用試験の勉強は、まず何から始めましたか?

  •  部活と人間生活学科の両方の先輩に、効率的に勉強する方法を
    聞いたり、実際に使っていた問題集を見せてもらったりしました。
     同じ学科に、教員採用試験に現役合格した先輩がいるのは、
    人間生活学科の強みです!
     実際に私が取り組んだ勉強方法は、まず先輩おススメの問題集を
    1冊解いてみて、自分の理解度を確認しました。
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    先輩からもらったオススメの問題集

 

 

 その後、家庭科分野の基礎知識を集中的に勉強し、図書館では徹底的に過去問を解きました。
 家庭科分野の勉強は、元家庭科教諭をされていた人間生活学科の竹原先生に何度も質問に行き、とても丁寧に教えていただけたので、みるみるうちに成績が上がりました!
 先生からは、知識を教えてもらうだけでなく、難易度が異なる教員採用試験の問題をたくさん出してもらったり、いつも「大丈夫!大丈夫!」と励ましの言葉をかけてくださったり、手取り足取りサポートしていただいたので、感謝の気持ちでいっぱいです。
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先生からもらった問題

 
 

—勉強の時期がちょうどコロナ禍となり、苦労はありましたか?

 4月から大学の授業が休講となり、出入りできるのが図書館だけになってしまったので、主に勉強した場所は大学図書館や近所のカフェです。
 朝8時半に図書館が開くので9時までには大学へ行って、閉まるギリギリ、全国の過去問題集を解いていました。
 今年は家庭科教諭を目指す同級生が3人いたので、いつも一緒に支え合って勉強していて、図書館が閉まったあとはカフェなどへ移動し、1日10時間以上は勉強していました!

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    勉強風景

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    図書館に設置された過去問題集

 

 
 

—仲間が支えになったのですね

 一緒に勉強している3人それぞれが、同じ家庭科でも得意とする分野が違ったため、知識を教え合うことができたのがよかったです。
 また、受験する都道府県も違ったので、お互いに情報交換をして、よい刺激を受けました。
 休講中も竹原先生からの個別指導はしていただけたし、同じ目標に向かう仲間もいたので、何とか乗り切ることができました!仲間と先生のおかげです。
 
 

—1・2年生の間は、どのようなキャンパスライフを送っていましたか?

 1年生から、部活とアルバイトをしていたので、平日は授業と部活、休日は部活やバイトと、忙しく過ごしていました。
 教員採用試験を意識したことは特に何もしておらず、普段の授業をしっかりと受けていただけです。
 採用試験の勉強を本格的に始めたときには、改めてそれまでの授業のノートや教科書を見直し、先生から教えていただいた記憶を一生懸命よみがえらせていました(笑)
 
 

—教員採用試験を目指していても、アルバイトや部活との両立ができるのですね?

 もちろん、両立可能です!むしろ、やっていてよかったことがたくさんあります!
 特に部活をやっていると、試合や合宿でいろんな地域に行ったり、地域の子どもたちを相手にサッカースクールを開いたり、朝の清掃活動ボランティアや学内交流試合で大学の教職員の方と話をしたり、普段の授業だけでは経験することができない経験をたくさん積むことができました。
 初めての場所で、初対面の方と話をする機会も多かったため、採用試験の二次試験であった面接は、ほとんど緊張しませんでした。
 また、同じ部活の仲間が資格試験に向けて頑張っていると思うと、自分も頑張ることができました!
 人間生活学科の仲間以外にも仲間が増え、仲間が頑張っている姿は何よりも自分の励みになりました。
 アルバイトは、土日にアパレル系のお店で接客業をしているのですが、採用試験の1か月程前までは、気分転換もかねて毎週行っていました。
 被服の試験範囲を復習するのにちょうどよく、いろんな服の洗濯表示や組成表を見ては、頭の中で知識の復習をしていました!
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サッカー部の仲間

 
 
その2へ続く >>