今月も多くの方に参加いただき,ZOOMで恒例の勉強会が行われました.
レポート
今回の研修会は、徳島文理大学の教員 後藤先生より「脊椎疾患のリハビリテーションの考え方」
また、卒業生の
大城龍将先生(5期生:吉田整形外科病院)より「THA患者の靴下着脱動作を深掘るーshort rotatorに着目してー 」
徳永賢先生(8期生:一般財団法人三宅医学研究所附属三宅リハビリテーション病院)より「パーキンソン病の歩行障害に対してORPHE ANALITICS MEDICALを用いて介入した症例」
というタイトルでご講演していただきました。
後藤先生には、腰痛や下肢痛の解釈の仕方や具体的な運動療法などを分かりやすく説明していただきました。腰痛の治療にあたって原因の特定が難しい印象でしたが、痛みが発生するメカニズムを学んだことで腰痛という大きい枠組みではなく個別のリハビリを実践していくなかで活用していきたいと思います。
大城先生には、THA患者が実際に靴下の着脱動作を再獲得するために必要な身体機能などを細かく解説していただきました。また、実際に行っている運動療法も模型や動画を用いて紹介していただきました。
徳永先生には、パーキンソン病の歩行障害についての症例を報告していただきました。ORPHE ANALITICS MEDICALを使用し、定量的な歩行分析を行いながら介入することにより踵接地時の背屈角度の向上や歩行の安定性、歩行リズムなど様々な視点から具体的な数値でのフィードバックが可能となることが分かりました。
後藤先生、大城先生、徳永先生お忙しいところ貴重なご講演をしていただき、ありがとうございました。
日付:2024/6/11(火)19:00~20:30 文章:天満病院 眞柴更羅