公開日 2019年06月17日
6月15日土曜日はあいにくと天候に恵まれませんでしたが、5月に続いて2回目のオープンキャンパスが行われました。
さらにこの日は、四国地区の陸上競技インターハイが始まる日でもあり、多くの方々に来場していただけるか心配の声も上がっていましたが、結果として昨年と変わらないほど多くの方々をお迎えすることができ、教職員および学生スタッフ一同、大変うれしく思いました。
オープンキャンパスはまず全体の説明会からスタートします。
この説明会は大学の組織や特色、日々の勉学や学生生活の支援制度など、全学に共通した様々なことを在学生が中心となって説明しています。
その後、各学部の学部説明会へと続き、保健福祉学部では当科および臨床工学科のそれぞれの特色、ポリシー、カリキュラム内容、就職活動などの詳しい説明が行われました。
午後には、「コンピュータルームでの画像処理実習」、「基礎医学実習室での放射線量の実測」および「CTやX線装置を用いた画像診断法の説明」の3種類の体験学習が行われました。
コンピュータルームでは写真のような三次元画像を対象として様々な角度から臓器の形状をみて診断する手法などが説明され、参加した来場者も学生スタッフのアシストを受けながら実際に操作してその効果を確認していました。
基礎医学実習室では放射線の性質を正しく知っていただくため、写真のような放射線計測装置を用いて様々な条件で放射性物質を実測します。
さらにその結果に基づき、放射線を安全に取り扱うための様々な条件や手法などが分かりやすく説明されていました。
実測の前には学生スタッフがその実測の準備を注意深く行っています。
CTやX線を使った画像診断の体験学習では、当科教員の立会いの下で学生が実際に診断装置を操作し、さらに撮影を行って画像観察の方法などを説明していました。
日頃、学内実習などで身に付けた知識はこういうときに活かされるようです。
今回はX線を発生する仕組みなども説明されていました。
このように、診療放射線学科のオープンキャンパスでは放射線計測や画像診断装置の操作など、いわゆる病院で行う臨床検査の舞台裏の様子が来場された方々によくわかるように説明されています。
超音波診断装置など安全な装置の場合は実際に操作していただくこともよくありますし、気軽に質問していただける雰囲気作りにも心掛けていますので、診療放射線技師の仕事などを十分理解していただける良い機会になると思います。
今年度は、今後、7月15日(月、祝日)、8月3日(土)、8月18日(日)、9月15日(日)に計画されていますので、ご都合のつくときにぜひとも足を運んでいただき、画像診断を中心とした医療系専門職への道について知っていただけることを教職員、学生一同ともに心より願っています。