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2・3年生の実験実習風景を紹介します

公開日 2018年12月25日

早くも2018年が終わろうとしています。
例年、年末のこの季節は、後期のカリキュラムも終盤に差し掛かり、実験や実習ではいろいろな知識やスキルを多く身につけて最後の仕上げの段階に入ってくる時期です。
そこで、この記事では2年生と3年生のそのような風景を少しご紹介します。

 

2年生は診断装置の基礎となる電気工学や電子工学に関連する実験を行ってきましたが、その仕上げの段階では各種センサを用いて人体の機能や特徴の計測を行う実験を行っています。
実験は数人のチームに分かれて行い、各チームではどのようなデータを計測するかをまず企画します。
そしてそれに合ったセンサを選んで動かす回路や表示回路を設計して組み立て、様々な機能データを計測して統計的な分析を加えた後、最後に結果をまとめて報告会で報告します。

写真は人間の吐息の強さを計測することを企画したチームの実験風景です。
プラモデル用のモーターに息を吹きかけて発電させ、その電圧計測により吐息の強さを計測しようというもので、回路の調整や、友人を呼んで実際に吐息の強さを計測している様子です。

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そのほかにも、反射力の計測、肌の艶(光の反射の強さ)の計測、発汗などに応じた皮膚の抵抗値変化の計測、箸でものをつまむ力の計測など多くのテーマが企画され、それぞれのチームで互いに友人たちを呼んで計測を行っていました。
来年1月にはそのデータをまとめて報告する計画で、電気・電子工学に基づく回路の仕組みの知識だけでなく人体機能についての大変面白いデータが紹介されることも期待され、大変楽しみな報告会になりそうです。

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3年生になると、画像診断法や診断装置の取り扱いに関連する実習が大変大事なカリキュラムのひとつになります。
当科ではこの実習に必要な医用診断装置や設備を充実させていることが特色のひとつでもあり、学生は病院内での医療スタッフの業務を十分具体的、実践的に学ぶことができます。

写真はX線診断装置やMRIなど、臨床で多用されている画像診断機器の取り扱いや保守などについて細かく指導を受けている様子です。

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また解剖学や臨床症例に関してはコンピュータルームで図説や実際の画像などを効率よく表示しながら解説や指導が受けられるようになっています。
さらに、画像を等身大のフィルムに落としてトレースを行い、解剖学に関する知識をより深く詳細に自分で確認できるような実習も行われています。

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このような実習は、次年度の4年生で計画されている臨床実習に向けての重要な基礎知識やスキル習得の位置づけとしても行われていることもあり、学生は皆真剣な表情で取り組んでいました。
このような知見を積み重ねることにより、医療の専門職としての自覚も大いに高まっているようで、この記事を取材している側からみても将来の活躍を心から期待したいと思いました。

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保健福祉学部 診療放射線学科