公開日 2017年09月26日
9月24日に、香川キャンパスでは今年度最後となる6回目のオープンキャンパスが行われました。
台風のため、本来計画されていた9月17日がこの日に順延されてしまいましたが、このような急な日程変更にも関わらず、今回も大勢の参加者の方々に来ていただきました。
事務局からは、今年度の香川キャンパスのオープンキャンパス全来場者数は昨年を上回る盛況振りだったとのデータも発表され、運営する側として大いにやりがいを感じるとともに、暑い中にもかかわらず足を運んでくださったこれまでの大勢の参加者の方々にこの記事を借りて御礼申し上げる次第です。
さて、オープンキャンパスは学部説明会からスタートします。
当学科の説明会では、学生の多くが目指す診療放射線技師の職業ステータスの高さ、取り巻く環境、様々な活動などをわかりやすく紹介し、さらに、国家資格を取得するための当学科の取り組みについて詳しく説明しています。
午後の体験学習では、実習室において核磁気共鳴画像装置(MRI装置)、超音波診断装置などを中心とした画像診断装置の性能や操作方法、診断例などの説明が行われるとともに、実際に参加者の方々にも操作を体験していただきました。
写真は、学生スタッフの説明を受けながら、参加者の方が超音波診断装置で人体ファントム(人体同等の画像が得られるように作られた精巧な模型)や果物などのいろいろな被写体を写している様子、および学生スタッフがポータブルX線撮影装置の機能を説明している様子です。
このほかにも、希望される参加者の方々にはX線診断装置のポジション操作などをしていただき、様々な角度で診断画像が収集できる仕組みなどが説明されていました。
さらに、今回の体験学習では、医用診断で用いる数々の画像処理について、参加者の方々に実際にコンピュータを操作していただくことによって処理効果が分かりやすく理解できるような実習も行われました。
ここでも学生スタッフは、参加者の方々の操作を支援するとともに質問などにも丁寧に応えていました。
また、基礎医学実習室では、放射線を実際の計測器で計測しながら、放射線源からの距離の2乗で影響が小さくなっていくことなどを実践的に理解していただけるような実習が行われました。
この実習室でも計測や記録が学生中心で行われています。
参加者もアットホームな雰囲気の中で楽しく実験に参加し、学生からの説明に熱心に耳を傾けていました。
当科の学生は、放射線に関する知識を正しく持ち、装置の仕組みや性能などを正確に理解するように教育されますが、参加者の方々が分かるようにこれを伝え、医療技術としての有効性なども説明できるような「活きた知識」にしていくには、このようなオープンキャンパスの場は大変有意義でもあります。
今年度は、今回が最後ですが、次年度以降も参加者の方々に十分満足していただけるような情報提供の場にするとともに、さらに学生のレベルアップにもつながるように、オープンキャンパスの運営をさらに充実させていきますので、どうかこれまで同様ご来場していただけますよう、スタッフ一同心からよろしくお願い申し上げます。