公開日 2021年08月13日
2021年度の第4回オープンキャンパスを8月7日(土)に開催しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
当日は強い日差しが照りつける中、沢山の方に香川薬学部オープンキャンパスに来ていただきました。こんな暑い日には、コロナ感染症対策もさることながら、熱中症対策も大切です。徳島文理大学では、オープンキャンパスに来ていただいた方全員に、キンキンに冷えた飲み物をお渡しし、こまめに水分補給をしていただきながら、オープンキャンパスを実施しています。
今回の香川薬学部オープンキャンパスでは、在学生によるキャンパスツアーや学部紹介、教員による学部説明会、模擬薬局体験「薬剤師のフィジカルアセスメント」、サイエンスミニキャンプ「軟体動物の脳波を測定しながら薬の効果を見てみよう」、研究室体験学習、入試・進路相談等を行いました。
今回は、サイエンスミニキャンプ「軟体動物の脳波を測定しながら薬の効果を見てみよう」を紹介します。
今回のサイエンスミニキャンプで使った軟体動物とは、「チャコウラナメクジ」です。
「薬学部でナメクジ?」と思うかも知れませんが、ナメクジにもちゃんと脳(神経節)があり、記憶力がとても良いのだそうです。ナメクジの神経細胞は数十万個程度であり、神経細胞が1,000億個近くもある非常に複雑なヒト脳に比べると非常にシンプルで、基本的な記憶学習メカニズムを研究するには都合が良いそうです。
この日の体験実習では、そんなナメクジの脳波を測定し、その脳波の変化を通して薬の効果を観察しました。なんとも愛くるしいナメクジですが、脳波を測定するには解剖して脳を取り出す必要があります。参加した方々は、少し緊張した面持ちで体験実習に取り掛かりました。ナメクジの脳は1cmにも満たない大きさなので、実体顕微鏡を覗き込みながらの細かい作業が続きます。病態生理学講座の学生さんに手伝ってもらいながら、みんななんとかナメクジの脳を取り出せたようです。
取り出したナメクジの脳に脳波を計測するための装置を設置すると、周期的な電気信号が観察されました。さて、薬をかけるとこの脳波がどうなったのでしょうか!?
興味を持った方!是非、香川薬学部のオープンキャンパスに来て、実際に見てみませんか?
8月22日の体験は、模擬薬局体験「1日薬剤師体験」とサイエンスミニキャンプ「トリの心臓と一緒にドキドキ!!」(生物系)の2つです。この他にも香川薬学部で行われている最新の研究について、大学院生や教員から直接話を聞ける「研究室見学」を予定しています。
徳島文理大学では、来校時に体温チェックや体調の確認など皆様にご協力頂きながら、しっかりとしたコロナウイルス感染症対策をとった上でオープンキャンパスを実施しています。
次回も皆様のお越しをお待ちしております。
香川薬学部広報委員会