公開日 2020年08月01日
8月1日(土)に「徳島文理こども大学」を開催しました。
はじめに講義とお薬クイズを行い、その後、実際に薬剤師が行う業務の一部を体験しました。
講義とお薬クイズ
20名弱の小学生等が香川薬学部の医薬品情報室(DI室)に集まって、講義を聴き、お薬に関するクイズに答えました。
「薬局と薬店って何が違うの?」「お薬を飲み忘れたのに気がついたらどうしたらいいの?」など、難問が多く、全問正解者廃ませんでした。
講義の後は実際に薬剤師体験をしました。
今回は、「手作業での分包体験」「軟膏調剤体験」「自動分包機による分包体験」の3つを行いました。
手作業での体験
薬を包む作業を「分包」と言います。
現代では、時代劇などで悪代官が毒殺されるシーンくらいでしか目にする機会のない、粉薬を薬包紙を用いて手作業で包む作業を体験してもらいました。
1回分のお薬1g(今回はグラニュー糖で代用しています)を量り取って、丁寧に薬包紙で包んでいきます。
災害が起こった時、停電になると機器が使えなくなります。そのような時には、手作業で分包することになります。
軟膏調剤体験
次いで「軟膏調剤体験」を行いました。
2種類の軟膏を軟膏板上でよく混ぜ合わせて、軟膏つぼに入れれば完成です!
自動分包機による分包体験
3つ目として、「自動分包機による分包体験」を行いました。
薬を入れる袋(薬袋と言います)を作成し、自動分包機を使ってお薬に見立てたマーブルチョコと金平糖を分封しました。
どうすれば患者さんが飲み間違えたり、飲み忘れたりしないかを考えながら調剤を行ってもらいました。
修了証書授与
皆さん、最後までがんばりました。
その頑張りを称え、最後に修了証書を授与しました。
短い時間でしたが、薬剤師のお仕事に触れてみてどうだったでしょうか?
今日の体験をきっかけに、未来の「薬剤師」や医薬品の「研究者」などが生まれてくれると本当に嬉しいです。
ご参加いただいた生徒の皆様及び保護者の皆様、ありがとうございました。