公開日 2015年08月10日
8月8日、9日の2日間「夢化学21 in Kagawaーおもしろワクワクサイエンス展’15」が香川大学(幸町キャンパス)で開催され、香川薬学部からは「お菓子な!?おくすり」と「何でも凍る!? −196℃の世界をのぞいてみよう!」を出展しました。連日35℃を超える猛暑日でしたが、多くのこどもたちが参加してくれました!
「お菓子な!?おくすり」
香川薬学部恒例、薬局・病院で活躍する薬剤師さんのお仕事体験!
お菓子な処方せんのとおりに、チョコと金平糖を1回分ずつに包装します。薬袋を書いて、お薬(お菓子)を入れたらできあがり!最後に、こども薬剤師免許証を進呈です。
今回使用した分包機”パイルパッカー(手分割分包機)”は、2枚の分包紙で薬剤を挟んでシールするため、一般的な自動分包機と異なり、分包紙以外の機械部分と薬剤が接触することはありません。そのため、最近では使用する機会は少ないのですが、他の薬剤と混ざってはいけない場合や、破損しやすい薬剤を分包する時には、重宝します。
「何でも凍る!? −196℃の世界をのぞいてみよう!」
水が凍るのは0℃ですよね。家庭用冷凍庫の温度はだいたい−20℃。では、−196℃ってどんな世界なんだろう?
空気の約80%を占める窒素を冷却すると液体になります。この時の温度がなんと−196℃!液体窒素に入れると短時間でいろんなものがカチンコチンに凍ります。お花を液体窒素に入れると、手で軽く握っただけで花びらはバラバラに。バナナは釘を打てるようになっちゃうんです。この極低温の液体窒素は、細胞の凍結保存や超伝導体の冷却に利用されています。
これを機会に科学、薬剤師の仕事に興味を持ってくれれば幸いです。