公開日 2024年12月19日
こんにちは!言語コミュニケーション学科です!
さて今日は、国際的な話題をひとつご紹介。
絵本によく使われる『くるみ割り人形』は、
主人公の女の子がクリスマスプレゼントとしてもらった人形が、
夢の中で活躍する物語です。
ところでこの物語の作者はドイツ人(Ernst T. A. Hoffmann)で、
それを翻訳したのがフランス人(Alexandre Dumas, pere and fils)、
さらにそれをもとにバレエ曲として作曲したのがロシア人(Peter Tchaikovsky)ということで、
まさにインターナショナルな作品です。
この、チャイコフスキーによる曲のうち、
「くるみ割り人形・行進曲」や「くるみ割り人形・花のワルツ」などがたくさんのテレビCMのバックで流れており、
たいていの日本人ならすぐに認識できるでしょう。
(ネットで動画を検索すればすぐヒットします。)
物語の途中にはアラビアのダンスや、
ロシアのダンス、
中国のダンスの場面もあります。
また、お菓子の国で登場するのがthe Sugar Plum Fairyで、
日本語では砂糖菓子の妖精などと訳されますが、
多くは金平糖(こんぺいとう)の妖精という旧式の翻訳が使われています。
この、金平糖も漢字表記になっていますが、
日本語由来の言葉ではなく、ポルトガル語からの外来語です。
このようなところもインターナショナルです。