公開日 2023年12月05日
こんにちは!言語コミュニケーション学科です!
12月に入り、今年も残すところ残り一か月となりましたね。
さて今日は「異文化間コミュニケーション」の授業内容からお届けします。
毎年10月末のハロウィンは、ケルト人(イギリスの先住民族)の文化では「年末」に当たります。
日本でいうところの「大晦日」と「お盆」を一緒にしたようなもの、それがハロウィンなのです。
今日(こんにち)のハロウィン文化は、アメリカを経由して日本に輸入されてきましたが、そのグッズの売り上げがバレンタインデーのチョコの売り上げを上回るほど、日本では定着しました。
ところで、あのカボチャの名前はa Jack-o’-lanternと言います(Jack of lantern: 日本語的には「ちょうちんのジャックくん」)。
ジャックは悪霊を追い払う知恵を持った人物に由来し、この怖い顔のカボチャも魔除けなのです。
ハロウィン自体、アメリカが発祥の地ではなく、ケルト人(厳密にはそれ以外も含みますが)の収穫祭だったわけで、もともとはカボチャでなくカブ(turnips)をくりぬいて作られていました。
収穫祭ということですから、秋の農作物の収穫を神に感謝するわけなのですが、この神はケルト人の神であって、キリスト教以外の神です。
アメリカでは、厳しいルールを掲げるようなキリスト教会はハロウィンを教会内ではやらないで、というところもあるほどです。