公開日 2016年07月27日
とくしまCOC教育・研究・社会貢献プログラムの一環で、食物専攻2年生が7月23日(土)那賀郡那賀町の四季美谷温泉へ行ってきました。目的は、「野生シカ肉の利用方法について学ぶ」ことと、「ジビエ料理の理解・普及と地域の活性化」です。
まず四季美谷温泉料理長 中田雅之様から、野生シカ肉についての講義と、シカ肉の下処理・部位の取り扱い等について指導していただきました。
最初はリアルなシカの骨や肉の塊に戸惑い遠巻きに見ていましたが、筋の取り方を丁寧に教えていただき、少しずつ慣れてきました。
昼食は四季美谷温泉で提供されているシカ肉料理をいただきました。いろいろな部位が使われていました。
献立は、「鹿肉のロースト」「鹿肉入りカレーピラフ」「鹿すじ入り冷麺」「鹿もも肉竜田揚げ」「鹿肉のピザ」「鹿サラミ」「鹿肉陶板焼き」です。それぞれの特徴が表れていて、どの料理もとても食べやすい献立ばかりでした。
午後からは、事前に学生が考えたレシピについて、材料や調理方法、アレンジの仕方など細かくアドバイスしていただき、なるほどと納得できることがたくさんありました。学生からの質疑応答では「親鹿と子鹿ではどちらがおいしいか?」「シカ肉と相性のよい食材は?」など素朴な疑問にも丁寧に答えて下さり、和やかな雰囲気で講習会を終了しました。
11月には学生考案のレシピでシカ肉料理を学生食堂にて学生や一般の方に提供します。これから検討・試作を重ねて行きます。
なお、この内容は記事として2016年7月25日の徳島新聞に掲載されました。