公開日 2022年02月08日
愛媛県から「養護教諭」を夢みて本学に進学した岡本詩那さんが地元愛媛県の公立の養護教諭に現役で合格しました。大学生活や教員採用試験の対策についてインタビューしました。
人間生活学科について
人間生活学科では、家庭科と養護の免許が取れるので、子どもの栄養面や衣服の乱れに素早く気づくなど、家庭科の知識を活かした養護教諭を目指せます。また、「みんなで一緒に」という風土があるため、勉強でも、実習でも、モチベーションを保ちやすいです。
学生と先生の距離が近いのも特徴です。いつでも親身に相談にのってくれるので、困った事や不安な事があれば、まずは先生に相談してみるというのがよいと思います。例えば、面接練習などは、たくさんの先生にお願いすると、緊張せずに受験できます。
熱い仲間と手厚いサポートがある人間生活学科で、ぜひ養護教諭を目指してください!
本学を選んだ理由
衣食住を学びながら「養護教諭」が取得できるところに魅力を感じました。また、大学案内やホームページを見ると教員採用試験の対策講座が充実しているので、入学を決めました。現在は、トリプル免許(養護教諭、家庭科教諭、保健科教諭)を取得予定。
1年生
入学する前は「友達できるかな」ということが一番の不安でしたが、人間生活学科は少人数なので、すぐに友達ができて、心配することなかったです。
1年生後期に大学生活でしかできないことをやりたいと思って、大学の国際部が企画する「夏期カナダ短期留学」を決意し、アルバイトを増やして、留学費用を貯めました。
2年生
2年生夏期休業中に「夏期カナダ短期留学」へ。
徳島文理大学の他学科からも数名参加しました。
その友達とも仲良くなり、友達の幅が広がりました。
また、カナダ留学では多国籍の方々がたくさんいて刺激をもらったり、LGBTに配慮した場所があったり、これから世界が重視する「多様性」について、体感できたのはよい経験でした。
2年生後期からは「保健室ボランティア」にも参加しました。
保健室の先生の仕事を体験でき、「養護教諭になりたい!」という気持ちが強くなりました。保健室ボランティアは、4年生まで何度も行くチャンスがあります。
同時期に、「養護教諭」の教員採用試験対策講座も受けましたが、最初は難しくて、まずは、普段の授業をちゃんと受けようと決めました。
3年生
いろいろな事に挑戦しようと「防災ボランティア」に参加しました。
防災ボランティアは、地域の人と一緒に「地震」のときの避難路などを一緒に考えるもので、養護教諭として天災から児童を守る意識が高まり、いい経験になりました。採用試験の面接でもボランティアについて聞かれ、経験をアピールできました!
3年生の後期試験後、2月からは本格的に猛勉強を開始しました。
4年生
春の集中講座をスタートに、4年生の空き時間は全て図書館で勉強に費やしました。
平日は、同じ養護教諭をめざす友達と一緒に9時から図書館が閉まるまで勉強しました。
みんなで一緒に勉強するということが良い環境となりました。
ちなみに、土・日曜日は勉強とアルバイトという生活を送りました。
みんなで学内のファミマで「スイーツ」を買って、ゆっくりと話をすることが息抜きとなりました。
一次試験前には、図書館や模擬保健室にある全国の過去問題集で時間の配分を確認し、実際に過去問題を解く練習もしました。
2次試験について
二次試験は「小論文、実技、面接、場面指導」でした。
小論文や面接は一次試験の時から対策をしていました。
特に面接は、全学教育共通センターの先生や人間生活学科の先生だけではなく、他学科の先生も対策をしてくださったので、いろいろな面接官の練習ができました。
私が一番難しく感じたのは、「場面指導」。複数のパターンを想定し、それに応じた対応を練習していただきました。「場面指導」の試験は、3日間あった二次試験の最終日でしたが、試験1日目・2日目の晩にもリモートで最後の練習をしていただき、本当にぎりぎりまで先生方のサポートを受けました。
おかげで、本番は難しい内容でしたが、対応することができました。
勉強方法について
私は、手書きでの暗記が苦手で、スマホのアプリで勉強しました。
「記憶」するには、何度も思い出すことが重要というキーワードから、スマホに問題をすべて入力して、その問題をスマホ上で繰り返し解くという勉強法でした。
そのアプリは、分からなかった問題を多めに出題してくれるし、いつでもどこでも隙間時間に勉強できるので、とても便利でした。
最後に
人間生活学科では、養護教諭の現役合格が6年連続となりました。
みなさんも私たちと一緒に、養護教諭の道を目指しましょう!