公開日 2020年12月03日
2020年度沖縄県教員採用試験に養護教諭として見事現役合格を果たした、人間生活学科4年生の米須成美さんに、合格までの道のりについてインタビューしました!
インタビューの内容を、2回に分けてお届けします♪
今回の前編は、いつ頃から、どのように勉強をしてきたのかについてお聞きしました。
米須 成美さん
沖縄から養護教諭をめざして、徳島文理大学へ
赤十字救急法救急員を取得し、養護教諭、家庭科教諭(中学校・高校)の2つの免許を取得予定
先輩方のやり方を参考に、採用試験対策を開始!
—いつごろから本格的に教員採用試験の勉強を始めましたか?
- 採用試験に集中して勉強をし始めたのは、3年生の後期の試験が
終わった2月からです。
その少し前、3年生の12月に、ひとつ上の先輩の養護教諭採用試験
体験発表会に参加して、先輩がどのように勉強していたのか聞く
ことができ、やる気スイッチが入りました。
先輩の方法を参考にして、まずは、どうやって勉強していくか
の計画をたてました。
全学共通教育センターで開催されている教員養成対策講座も
参加しました。
その他にも人間生活学科の先生による養護教諭の専門講座で、
計画的に課題を出してもらえたので、勉強のペースを作り
やすかったです。 -
先輩の勉強方法を参考に作ったスケジュール
—1・2年生の間は、どのような対策をしていましたか?
1・2年生のうちは、普段の授業をしっかりと受けて、基礎的な知識を身に付けました。
全学共通教育センターの講座も受講してみましたが、まだ知識が足りないと感じました。
1・2年生の授業には実践的な演習や模擬授業もあり、専門知識をしっかり身に付けていたからこそ、3年生からの試験勉強がスムーズに始められました。
採用試験の二次試験は「場面指導」があったのですが、授業で保健室のロールプレイをたくさんしていたため、色んな場面を想定でき、しっかり対応できました!
—3年生からの本格的な勉強は、どのように取り組んでいましたか?
教員採用試験は、各県で出題傾向が異なるので、県ごとにチームを作って取り組みました。
これは徳島文理大学の伝統です!
私は「チーム沖縄」で頑張りましたが、他にも、チーム徳島、チーム高知などがあります。
各チームには、文理大学の先輩から代々受け継がれている『秘伝の資料』があって、それを使って勉強しました。
だいたいの1日の流れは、朝7時半ごろに大学へ集まって、8時過ぎまで「チーム沖縄」のミニテストを中心とする勉強会。
それからみんなで、食堂で提供される100円朝食に行きしっかり食事をしました!
朝食後は授業を受けたり、専門科目の自習をしたり、夕方ごろまでは模擬保健室にこもっていました。
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沖縄県人会
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チーム沖縄の勉強
模擬保健室では、基本的に一人で集中して勉強していました。
先輩方が残してくれた資料や過去問があり、私以外にも養護を受ける友達がそれぞれ勉強していて、すごく集中できます!
お昼ご飯のときには、みんなで息抜きをしつつ、問題を出し合ったり、語呂合わせにして覚えやすい方法を考えたり、いつも助け合い、支え合っていました。
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模擬保健室での勉強
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歴代の先輩が残してくれた資料
夕方からは図書館へ移動し、教職一般の過去問に取り組んだり、大学の中でも場所を変えながら、1日8時間以上は勉強していましたね(汗)
徳島文理大学には、全国の教員採用試験の問題集が数年分置いてあるので、便利でした!
全国の採用試験の過去問コーナー
充実したキャンパスライフを送りながら、教員採用試験も見事合格!
—長時間の勉強で、息が詰まりませんでしたか?
8時間も勉強をしていたのは春休みくらいで、その時でもアルバイトやサークルにも顔を出していたし、大丈夫でしたよ!
アルバイトは朝に3時間くらい、週に3日は行ってました。私、朝型人間なんです!
朝にアルバイトを入れることで生活リズムが整い、1年生からずっと授業前の朝にアルバイトをしています。
さすがに4年生の5月ごろからは週1回のペースに落としましたが、今も辞めずに続けています。
そういえば、3年生の1月には、韓国の短期留学にも行きました!
春休みに、地元の沖縄へ1週間ぐらい帰っていたし(もちろん沖縄ではほぼ勉強せず…)、リフレッシュするときはリフレッシュをする!勉強するときは勉強する!というメリハリがついていたのがよかったのかもしれません。
それと、模擬保健室で勉強していると、家庭科の教員採用試験を目指しているクラスメイトとも会ったりして、お互い頑張っている姿を見るのが励みになりました。
目指す科目は違っても、人間生活学科は教員を目指す人が多いので、お互い切磋琢磨して勉強することができたと思います!
その2へ続く >>