公開日 2024年06月05日
6月1日(土)にアカンサスホールで、地域と考えるSDGs講座⑥「こどもの権利を守る専門職とは」を開催しました。
こども家庭福祉の現場、児童相談所、市区町村、保育所、児童養護施設等では、増大する相談支援ニーズに対応できる人材の確保や育成が大きな問題となっています。そこで令和4年6月の児童福祉法改正により、こども家庭福祉の現場にソーシャルワークの専門性を身につけた人材を輩出することを目的として、「こども家庭ソーシャルワーカー」認定資格が導入されることになりました。
今回の講座では、地域連携センターと保健福祉学部人間福祉学科との共催で、SDGs「健康・福祉」に関連する「こどもの権利」について理解を深め、地域の方々とともにこども家庭福祉の向上について検討しました。
当日は、本学の学生の他、徳島県内外から112名の方にご参加いただきました。また、今回の講座を録画しオンデマンド方式により58名の方に配信する予定です。
〈イントロダクション〉「こども家庭ソーシャルワーカーについて」
西日本こども研修センターあかしセンター長の藤林武史氏にご講演いただきました。
〈基調講演〉「子どもの権利への理解を深める」
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部長の堀江由美子氏にご講演いただきました。
〈フォーラム〉「こども家庭ソーシャルワーカーがこどもの権利を守る実践を行う
ために必要なことは何か」
(パネリスト)
● 上鹿渡和宏氏(早稲田大学人間科学学術院教授/社会的養育研究所所長)
● 櫻井あゆみ氏(徳島県中央こども女性相談センター副所長)
● 森泉摩州子氏(徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科教授)
(コーディネーター)
● 藤林武史氏(西日本こども研修センターあかしセンター長)
本講座は、令和6年度「こども家庭福祉連続研修会」の第1回とし、第2回は秋季に実施します。